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Steelrising評価・レビュー

【STEEL RISING】スチールライジングの評価を徹底レビュー!世界観に引き込まれる死にゲー

Steelrising評価・レビュー

18世紀のフランス・パリを舞台にしたソウルライク型のアクションRPG「Steelrising」。

率直な感想を述べると、ソウルライクなゲームに親しみがある人や死にゲー好きにはもってこいの作品といえるだろう。

本記事ではSteelrisingを実際にプレイしたレビューを正直に記載するので、これからSteelrisingをプレイするか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてほしい。

※ネタバレ要素を含んでおります。ご了承のうえ、読み進めてください。

基本情報

Steelrising TOP

ゲームタイトル Steelrising(スチールライジング)
開発元 Spiders
販売元 Nacon、Bigben Interactive S.A.
発売日 2022年9月8日
ジャンル アクションロールプレイングゲーム、アドベンチャーゲーム、対戦型格闘ゲーム
プラットフォーム PlayStation 5、GeForce Now、Microsoft Windows、Xbox Series X/S
プレイ人数 1人
オンラインプレイ ×
クロスプラットフォーム ×
体験版 ×
結論から言うと、死にゲー初心者にはちょっと難しいと感じたかなぁ。
初めての死にゲーとしてではなくある程度死にゲーを経験した人なら、このゲームの面白さがわかると思う!
もちろん初心者向けのモードとしてアシストモードが備わっているゲームだから、挑戦してみたい人にもおすすめだ。
18世紀のフランス・パリが舞台となっている点からもわかる通り、ルイ16世やマリーアントワネットなど、登場人物が歴史に出てくる人たちなところも、ハマる要素を担っているね!

ゲーム概要

まずは、基本的なゲーム概要から解説しよう。

Steelrisingの世界観や登場人物について触れていくので、プレイ前に確認しておくとよりSteelrisingを楽しめる!かもしれない。

ストーリー

「反乱か?」
「いいえ、陛下、革命です!」
-ルイ16世とラ・ロシュフコー=リアンクール公-
-1789年、パリー

マリーアントワネットからの命により、ルイ16世を止めるために動き出した特別な機械人形「アイギス」。
ダンサーとして作られた彼女は、マリーアントワネットの命を全うできるのか?
そしてルイ16世が機械人形たちを使って国を脅かしている理由とは?

ただの機械人形ではないアイギスの物語がはじまる……

要約すると、プレイヤーは特別な機械人形「アイギス」になって悪いことをしているルイ16世をやっつけるってストーリーだな。
ストーリー自体は少し難しい話でもあるから、
登場人物は歴史上の人物も出てくるけど、もう一つのフランス革命を描いているゲームだから、ストーリーには要注目だぞ!

主要登場人物

アイギス

本作の主人公である特別な機械人形だ!
元々踊り子として作られたせいか、身のこなしもどこか優雅な印象を受けたぞ。
多種多様な武器を使って機械兵たちを倒していくアクションは、胸の高鳴りが抑えられないぜ!
なぜ意志を持ち、言葉を話すのかは不明。

マリー・アントワネット

アイギスにルイ16世を止め、子どもたちを救うよう命じた重要人物。アイギスの主。
実際の歴史上では、フランス革命後にルイ16世とともに処刑された人物だが、本作ではどのように描かれるのだろうか…

ルイ16世

機械兵団を用いて市民を虐殺し、弾圧しようとしている張本人。
なぜそんなことをしたのか、どのような結末を迎えるのか。
ストーリーを進めて謎を解き明かしてくれ!

ウジェーヌ・ド・ヴォーカンソン

アイギスを作った人形職人。
ルイ16世に囚われているようだが…?

以上が登場人物紹介だぜ!
歴史の勉強に出てきた聞き覚えのある人物や、ゲームならではの個性豊かなキャラクター達が織りなす物語や会話には、ゲームを進めるうえで重要なヒントが隠されているからちゃんと読みながら進めてみてくれ!
音声は英語だけど、字幕がしっかりした日本語に訳されているから、内容も理解しやすいぞ。
開発陣の愛国心が見て取れる、英語の中に含まれているフランス語もしっかりと翻訳されているから注目してほしい。

Steelrising(スチールライジング)の良い評価・プレイレビュー

ゲーム概要に続いて、Steelrisingを実際にプレイしたちゃたたの本気レビューを書いていく。
まずは良かった点から記載しよう。

世界観やキャラデザに引き込まれる

Steelrisingは、18世紀のフランス・パリが舞台になっていることから、建造物や使用するものなどは当初のものが多い。
建物はすべて昔ながらの洋風なデザインかつ聞いたことのある名前の場所も出てくるので、プレイしていて楽しめる要素といえるだろう。

また、フロムソフトウェアの作品「Bloodbone」を彷彿とさせるような夜が舞台となるステージも少なくない。
昼間ならさぞ美しい街並みも暗闇に包まれ、所々戦火の残り火に照らされている。加えてロボット達の足音や機械音が響き渡っており、なんともいえない不気味さを演出している。

主人公アイギスをはじめ、キャラクターデザインは非常に美しい。
装備により見た目が変わる点も良い評価の理由を担っているほか、敵キャラクターも独特なキャラクターが多く存在している。
剣や槍を振り回すロボットや、犬型のロボット、鉄球を振り回す者も出てきて、プレイヤーを追い込んでくるだろう。

美しさ×不気味さを融合している世界観は、Steelrisingの大きな魅力の一つだ。

種類が豊富な装備の数々

Steelrisingでは、さまざまな種類の装備が登場する。

剣や槌、鉄扇、斧槍、鉤爪、トンファー、銃、モーニングスター、チャクラム(?)などが登場し、種類の中で武器の形や特殊技、属性がそれぞれ異なる仕様だ。
初めて見る武器はどれも使いたくなるような魅力があり、特殊技もさまざまで非常におもしろい。
とくにパリィや盾が使用できる武器は、Steelrisingの攻略に不可欠ではないだろうか。

防具は帽子、上着、ズボン、ブーツの4つに分けられており、アイギスの見た目も大きく変わる仕様だ。
フランス・パリが舞台になっていることから、どの防具もフランスっぽく気品を感じさせる。
ステータス値もさまざまで必ずしもこの防具が強いというわけではなく、自分のプレイスタイルに合わせて組み合わせられる点も高評価だ。

ほかにもモジュールと呼ばれるアイギスの性能を向上させるアイテムを4つまで装備できることから、パリィを決めやすくしたり生命力を向上させたりできる。
武器への属性付与時間が2倍になるモジュールや、特定の属性攻撃力を底上げするものまで非常に多彩だ。

以上のことから、Steelrisingの装備が豊富かつ多様な組み合わせができる点は大きな特徴といえるだろう。

重厚な物語と引き込まれるストーリー

Steelrisingの良い評価として、ストーリーの内容が挙げられる。
もう一つのフランス革命と謳われているだけあって、ストーリーには開発者のこだわりを感じる。

メインクエストに加えてサイドクエストをクリアしなければストーリーが進まない場面もあり、登場人物との会話の節々に謎を解くカギが隠されている。
ゲーム内で確認できる資料目録では登場人物一人一人に紹介文が記されており、フィクションの有無は定かではないものの読むことで人物への理解を深められるだろう。
地域や敵キャラクターの紹介文もぜひ読んでみてほしい。

また、メインクエストやサイドクエストの内容もゲームの進行とともに変化し、小説形式で読むことができるため、道に迷った際や何をすればいいのかわからなくなった際のヒントとして活用できる。

ちゃたたがとくに注目してほしいサイドクエストは、アイギスを作った人物「ヴォーカンソン」の自宅へ行き、秘密を解き明かす「始祖」だ。

Steelrising(スチールライジング)の悪い評価・プレイレビュー

物語の進行が困難

Steelrisingの致命的なバグともいえるのだが、ストーリーを進めていく中で「進行不能状態」に陥る場合がある。
メインクエストとサイドクエストに分けられているのだが、サイドクエストを進めないとメインクエストが進まない、ガイドに到達しても残り0mとなるだけで次のポイントが表示されないのだ。

さらにサイドクエストを進めていてもメインクエストが進まない場合もあり、もはやゲームが進行不能状態に陥る。
ちゃたたはこの状態に陥ってしまったがために、Steelrisingに対しての評価が大きく下がってしまった。
各攻略サイトや口コミ投稿サイトを巡回したところ、所々に落ちているアイテムや書簡への返信など、まさかメインクエストを進めるうえで必要なものがあるとは思えない部分が関与していることが判明した。

ただの探索不足といえばそうだが、メインクエストの進行に関わるものならばコンパスでアイテムの場所へ誘導したり、このアイテムが足りないから進行できないとわかるようなアクションまたはアイギスによるコメントが必要だと感じた。
トロフィーをコンプリートするためや、トゥルーエンドを迎えるために必要なルートやアイテムであれば探索要素として謎のままでいいが、メインクエストが進行できなくなるのは、ゲーム性の大きな問題点といえるだろう。

すんなりクリアできないような高難易度を追求した結果だろうが、ヒントもなく進行不能になった時点でこれまで行った場所をすべて探索し直さなければならなくなるようなシステムは、Steelrisingの評価を大きく下げることにつながるのではないだろうか。

武器が一択になりがち

Steelrisingは、ソウルライクなゲームであることから難易度が高めであることは間違いない。
しかし、パリィができる武器が強すぎる点から使用する武器が一定になりがちだ。

モブにしろボスにしろ、基本パリィが決められればノーダメージで倒せる敵も少なくない。
ただしパリィを取るタイミングは難しく、モブも機械仕掛けなのをいいことにいやらしくタイミングをズラしてくる点は死にゲーのお家芸といえるだろう。

それでもパリィが強すぎる点は否めないため、どうしても武器が一択になってしまい、せっかくの武器種の豊富さを打ち消してしまっているのだ。
それぞれの武器にパリィを超える魅力が付随していれば問題なかったものの、属性付与や盾などは正直使い勝手が難しいほか決して強いとはいえないレベルである。

ストーリーやフォーカスした世界観が非常に良いものであるが故、悪い部分がどうしても目立ってしまっているといえるだろう。

Steelrising(スチールライジング)をおすすめする人/しない人

ここまで解説したSteelrisingのゲーム概要や評価を基に、おすすめする人としない人をそれぞれ解説する。

これからプレイしたいと考えている人も、まるで興味がない人もぜひ参考にしてみてほしい。
もしかしたらSteelrisingが自分に向いているゲームかもしれない。

おすすめする人

  • 死にゲーが好きな人
  • 探索が好きな人
  • フランスの歴史、世界観が好きな人
  • プレイヤースキルを試したい人

Steelrisingは主にストーリーや世界観を楽しめるゲームである点や死にゲーとして十分な難易度のゲームである点から、それぞれ好きな人には刺さるだろう。
探索が必須な点から、新たな発見を求めて探索したい人にも向いているといえる。

そして初めての死にゲーにもおすすめの難易度ともいえ、モブ相手でも簡単に死ぬ。むしろボスよりモブのほうが強いまである。
3体に囲まれたら、もう死を覚悟したほうがいいんじゃないかと思えるぐらい難しい。
しかし、アイテムを駆使すれば切り抜けられるだろうと思える難易度であることから、ぜひ自分のプレイヤースキルを試したい人はプレイしてみてほしい。

おすすめしない人

  • スムーズにゲームを進めたい人
  • 完成度の高い作品をプレイしたい人

やはり進行不能状態に陥る点から、スムーズにゲームを進めたい方にはおすすめできない。
とくに探索が必須なゲームであるため、スムーズにストーリーを進めることが楽しいと感じる人には向いていないといえる。

また、ヒントが少なくクリアが難しい点から各サイトの評価も低く、完成度は高いとはいえない点からも、エルデンリングやダークソウルシリーズのような完成度の高いゲームを求めている人にもおすすめはできない。

Steelrising(スチールライジング)の評価まとめ

Steelrisingの総合評価は★★★☆☆だ…

これでも良い評価を底上げした結果であるが、進行不能状態に陥る点が非常に大きい。
なにより購入したお金が無駄になるほか、楽しみにしていた物語の進行も止まってしまう。
そして、どうすればいいのかわからずに、萎えてゲームを終了する様が目に見える。

もしSteelrisingをプレイするなら絶対に終わらせてやる!と、気合いを入れることをおすすめする。
ちゃたたにとっては納得できない不向きなゲームだったが、根気強い人にはぜひ試してみてほしい。

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