2025年9月に発売が予定されているアクションアドベンチャーゲーム「Hell is Us(ヘル・イズ・アス)」。
直訳すると“地獄とは、我々のことだ”といえるが、物語にも大きく関係していそうなタイトルだ。
今回は、Hell is Usの体験版をプレイした最新情報をお届けしよう。本作を一言で表すなら…
「絶妙なバランス」
といえるだろう。基本的なゲーム情報からプレイレビュー、ちょっとした攻略ポイントもあわせて解説するから、ぜひ参考にしてみてくれ。
Hell is Us(ヘル・イズ・アス)の基本情報
ゲームタイトル | Hell is Us(ヘル・イズ・アス) |
---|---|
開発元 | Rogue Factor(作品:Mordheim: City of the Damned、Necromunda: Underhive Warsなど) |
販売元 | Nacon(作品:RoboCop: Rogue City、Ravenswatchなど) 3goo |
発売日 | PS5・Xbox:2025年9月4日 PC:2025年9月5日 |
ジャンル | 三人称視点アクションアドベンチャー |
プラットフォーム | PlayStation5、Xbox Series X/S、PC(Steam、Epic Games) |
プレイ人数 | 1人 |
プレイ時間目安 | 2時間程度(体験版) |
オンラインプレイ | × |
クロスプレイ | × |
体験版 | ○ |
公式サイト | https://3goo.co.jp/product/hellisus/ |
購入・ダウンロードページ | PS5(7,480円~):https://store.playstation.com/ja-jp/concept/10005051 Steam(6,580円~):https://store.steampowered.com/app/1620730/Hell_is_Us/?l=japanese Xbox(8,580円~):https://www.xbox.com/ja-JP/games/store/hell-is-us/9MVV582PXV58/0017 |
だからといって大勢の敵に突っ込むと普通に負けるから、無双できるゲームではないかな!
モブ相手でも気を抜くと負けるから、ほどよい緊張感で楽しめる作品だね。
なにより探索要素が充実してて、体験版なのにいろんなところを彷徨っちゃったぜ!
製品版への期待が膨らむ一方の最高な体験ができたと思う。
Hell is Us(ヘル・イズ・アス)のゲーム概要
Hell is Usは、1人プレイ用の三人称視点アクションアドベンチャーゲームだ。
多彩な武器や防具、象形文字の装着により発動できるさまざまなスキルを駆使して、不気味なクリーチャーを倒しながら進めていく。
スキルツリーは体験版では確認できないものの、製品版では実装されるのではないか、といった声も挙がっている。
謎解き要素や探索要素が充実しており、メインストーリー以外のお楽しみ要素も多く、プレイヤーを飽きさせない作品だ。
Hell is Usのストーリー
体験版では全容をあきらかにできないものの、オープニングではなんともいえない異形な人物による主人公「レミ・レタム(Remy Letam)」への尋問シーンからはじまる。
会話を見る限り、レミはHell is Usの舞台である「ハデア」の地で罪に問われることをしたようだ。
レミは両親とともに5歳までハデアで育ったものの、母親の手により密出国させられた人物である。
児童養護施設で育ったレミは、グレて犯罪行為にも手を染めてきたが、どうにか更生して立派な兵士となった。
そして、両親に会うために再びハデアに帰国しようと、密入国したのである。
手がかりは母がくれたネックレスと、途切れ途切れの記憶のみ。
果たして、主人公は家族と再会できるのか、そして捕まるほどの罪とは。
さまざまな謎を解き明かすため、プレイヤーはレミの密入国シーンから追体験していく。
なにがなんだかわからないが、主人公はハデア内で罪を犯して捕まったようだな。
そもそもハデアはあまり治安がよくない国なのか、平和維持軍が派遣されるような場所で閉鎖的な国な点も気になる。
そして突如として現れる不気味なクリーチャー。ありゃ一体何なんだ??
体験版だけでは謎を解き明かせないから、ぜひとも製品版をプレイしてスッキリさせたいぜ!
Hell is Usの登場人物
Hell is Usの重要であろう登場人物を簡単に紹介しよう。
基本的に謎だらけだが、物語を左右するに違いないとちゃたたは考えている。
レミ・レタム
本作の主人公。5歳までハデアで過ごしていたものの、母親に密出国させられた。
母親はレミにネックレスを渡し、「戻ってきてはいけない」と告げる。
それでも両親に会わなければならないと再びハデアの地へ訪れた。
なぜ両親に会わなければならないのか、異形な人物に尋問されている理由とは。
謎が多い人物である。
異形な尋問官
オープニングでレミを尋問していたアゴが垂れている男。
おそらく人間で、ハデアの上層部に位置していると思われる。
敵である可能性は高いが…?
イプシロン軍指揮官(?)
イプシロンと呼ばれる軍隊の指揮官と思われる女性。
APC(装甲兵員輸送車)に突如通信してきた人物。
レミに車両を返せと脅してくるが…?
Hell is Us(ヘル・イズ・アス)の良い評価・感想
ここからは、実際にHell is Usの体験版をプレイした感想を正直に述べていこう。
似たようなゲームが多くあると思えるものの、要所要所でオリジナリティに溢れる作品である。
昨今発売されているゲームの中では、かなりの良作といえるだろう。
充実した丁度いい探索要素
Hell is Usはセミオープンワールドのため、割と自由に動き回れる。
エルデンリングよりは狭く、ダークソウルよりは広いといった印象だ。
マップ内には探索要素がふんだんに盛り込まれており、自分でルートを見つける喜びを味わわせてくれた。
新たなルートの先には謎解きパズルが用意されていたり、NPCが囚われていたりする場所もあったため、製品版への期待をより一層膨らませてくれる。
かといって絶対に見つけられないような場所はなく(ちゃたたが見つけられていないだけかもしれないが)、ほどよく楽しめる丁度いい探索要素といえるだろう。
単なるアクションゲームじゃない!謎解き要素
Hell is Usの醍醐味として、クリーチャーとの戦闘が挙げられるが、ちゃたたは謎解き要素がおもしろいと感じた。
最初のステージとなるセネドラ・フォレストでは、およそ1000年前の遺跡が残されており、古代遺跡のパズルを解く体験ができた。
象形文字の組み合わせを自力で解くには難しいものの、探索すれば必ずヒントが見つけられるので、諦めて答えを検索せずに楽しみながら解いてほしい。
ちゃたたは本来体験版ではヒントが得られず、開けられないであろう扉のパズルまで勘と運でこじ開けた。
アドベンチャーゲームの名にふさわしい謎解き要素は、製品版でも確実に楽しめる要素に違いないだろう。
ゲームバランスが整った良作
戦闘や探索、NPCとの会話や物語など、Hell is Usは非常にバランスが整った良作である。
顔と体に穴が空いている人型のクリーチャー「ホロウ・ウォーカー」を基本とし、形態変化している強敵も存在。
プレイヤーはHPにスタミナが連動しており、ダメージを食らうとともにスタミナ最大値も減少してしまうシステムも非常にユニークだ。
武器の種類やカスタマイズ、ドローンのスキルなど、体験版をプレイした人なら誰もが遊んでみたいと思える作品といえる。
初めは戦闘システムに慣れてないからぎこちないけど、敵が出てくる頻度がちょうどよくて、誰も気づかないチュートリアル性を感じたぞ。
ストーリーを進めている達成感を味わいながら、チュートリアル的に戦闘のノウハウを学べて、考えられている作品だなぁって思ったね。
かと思いきや、ある程度進めるといきなりわんさか敵が出てきて思わず逃げたのもいい思い出(笑)
製品版でスキルが解放されたら、存分に暴れまわってやるぜ!!
本記事では語りつくせないHell is Usのゲームシステムや魅力は、下記の記事でも紹介しているから、ぜひ読んでみてほしい。
準備中
ゲームレビュー記事を中心に、さまざまなゲームを紹介しています。おもしろいゲームやハマるゲーム、やってみたいけれどなかなか…
Hell is Us(ヘル・イズ・アス)の悪い評価・感想
体験版をプレイした限りでは、Hell is Usの悪い評価点は見当たらなかった。
UIも見やすいし、難易度もカスタマイズすれば調整できる。
敵の攻撃はフレームが飛んだような不規則な動きで避けにくいが、それも魅力的な要素であると感じている。
強いていえば、キーマウ操作だと難易度が上がるという点だろうか。
Hell is Usではコントローラーの使用を推奨しており、キーマウ向けのゲームではないといえるだろう。
ちゃたたは実際に両方でプレイしたが、キーマウプレイ中のみ死んでしまった。
しかし、もともとコントローラーでのゲームプレイに不慣れなため、キーマウのほうがやりやすいと感じる場面もあった。
いずれにしても、悪い評価や感想を見たい人は、製品版発売後のプレイレビューを確認してみてくれ。
Hell is Us(ヘル・イズ・アス)をおすすめする人/しない人
Hell is Usの体験版をプレイした結果から、おすすめの人とそうでない人をそれぞれ紹介しよう。
あくまでちゃたたの独断と偏見によるものだが、ぜひ参考にしてみてほしい。
おすすめする人
Hell is Usは、下記のようなプレイヤーにおすすめだ。
- 時間をかけて一つのゲームをプレイするのが好きな人
- 探索や謎解きが好きな人
- ホラーやグロテスクなシーンに抵抗がない人
- ストーリーを重視する人
- ほどよい難易度のゲームを求めている人
一人でも多くプレイしてほしいところだが、ちゃたた的には上記のようなプレイヤーに合うと思う。
とくにマップを隅々まで探索することに抵抗がない人には、イチオシのゲームといえるだろう。
また、不気味なクリーチャーが敵であり、暗いところを彷徨うことが多いので、ホラー演出やグロテスクなシーンに抵抗がない人にも向いている。
ソウルライクほどとはいえないが、多少なり難易度の高さを感じながらプレイしたいユーザーにもおすすめだ。
おすすめしない人
なかなか判断が難しいところだが、下記のようなプレイヤーにはおすすめできないだろう。
- ソウルライクなゲームが好きな人
- サクサクゲームを進めたい人
- まとまった時間でゲームができない人
Hell is Usはソウルライクなゲームと比較されがちだが、実際のソウルライクファンには向かないかもしれない。
ちゃたたの偏見だが、ソウルライク好きなプレイヤーは高難度な敵を倒す達成感や何度も敵を狩り続けて装備を集めるハクスラ的な要素を楽しんでいると思っている。
その点、Hell is Usは難易度を調整すれば高難度にできるものの、難易度は中程度とちゃたたは感じた。(ダクソ1、3、ブラボ、エルデンリングクリア済み)
ほかにもサクサクメインストーリーのみを楽しみたい人や、ゲームに割ける時間が少ない人にも向いていないだろう。
プレイしてから一気にクリアできるものではないので、日にちが空くとこれまでのストーリーや次に何をすればいいのかわからなくなってしまう点が挙げられる。
昨今のゲームソフトは決して安い金額ではないので、購入してやらずじまいとなってしまっては非常にもったいない。
探索要素や謎解き要素など、隅々までゲームを楽しめる環境があってこそ、Hell is Usを最大限に楽しめるのではないだろうか。
Hell is Us(ヘル・イズ・アス)を楽しむコツと攻略ポイント
最後に、Hell is Usを楽しむうえでのコツやちょっとした攻略ポイントを解説しよう。
いきなり易しい難易度でプレイするのは自由だが、まずはバランスでプレイしてみて攻略する楽しさを味わってみてくれ。
戦闘は避けずにすべて倒そう
敵との戦闘は避けようと思えば避けられるが、敵を倒すことで得られるものが多くあるから、基本的にはすべて倒して進もう。
戦闘により得られるものは、武器の経験値と体力の回復、素材のようなアイテムだ。
敵から毎度のようにドロップするアイテムの使い道は体験版ではわからなかったが、インベントリの保管場所を見る限り、武器に装備できる象形文字(スキル)の強化や生成素材ではないだろうか。
体験版のデータは引き継げないので、戦闘するメリットはほとんどないが、戦闘のコツを覚えるためにも繰り返し戦ってみよう。
Hell is Usの敵は攻撃タイミングがわかりづらく、最初は苦戦を強いられる敵も多いだろう。
しかし、何度も戦闘を繰り返すことでパターンを覚えることができ、パリィや回避、ガードのタイミングをつかみやすくなる。
最初は毎回緊張していた戦闘も、中盤からは「かかってこい!」スタンスで楽しめるようになるだろう。
マップの隅々まで探索しよう
Hell is Usは、マップが存在していないため、手探りで探索するしかない。
しかし、その探索した結果から見つけられるヒントやアイテム、隠された部屋など、さまざまな喜びが得られるのだ。
体験版だけでも相当な隠し要素があり、ちゃたたも全部見つけられていない可能性は高い。
もしかするとソウルライクゲームのような消える壁や扉が存在するかもしれない。
とにかくエリア内はすべて探索するつもりでプレイすると、サブクエストの達成やアイテムを獲得できるので、ぜひ探索してみてほしい。
コンボを決めたら治癒パルス!
Hell is Usの攻略のカギを握るシステムが「治癒パルス」だろう。
治癒パルスとは、敵に与えたダメージの一定量を回復できるシステムだ。
しかし、このシステムが難しい。コントローラーに不慣れなせいもあるだろうが、回復できるタイミングが極端に短いのだ。
敵に攻撃を食らわせてから、少しするとHPバーの一部が光るので、そのタイミングでR1を押さなければならない。
タイミングを逃すと回復できないので、回復アイテムを消費していくことになる。
お金の概念がないので、回復アイテムはおそらく限られるのではないか、とちゃたたは予想している。
そのため、治癒パルスシステムの会得こそ、Hell is Usを攻略する最大のカギであるだろう。
Hell is Us(ヘル・イズ・アス)体験版プレイレビューまとめ
今回紹介したHell is Usの評価は、★★★★★の満点だ。
ここまでバランスの整ったゲームは、近年稀に見る良作であり、満足度の高いゲームといえる。
ドラマチックなストーリーでは、サスペンスのような緊張感と海外映画を追体験しているかのような魅力がある。
戦闘システムも難しすぎず簡単すぎない難易度で設計され、コンボやチャージ攻撃、フィニッシャーなどアクションも充実。
探索や謎解きといったアドベンチャー要素もふんだんに盛り込まれているので、トゥームレイダーのようなゲームが好きな人にもおすすめできるだろう。
製品版はPS5とXboxで9/4、Steamは9/5発売予定だ。デラックスエディションを購入すると、アドバンスドアクセスで発売日の3日前からプレイできるぞ。
発売日が待ち遠しいが、まずは体験版をプレイしてぜひHell is Usの魅力に触れてみてくれ。
Hell is Usに関するよくある質問
いいえ。Hell is Usはオフラインシングルプレイヤー専用のゲームです。マルチプレイやクロスプラットフォームの機能はありません。
はい。字幕やインターフェイスは日本語対応です。しかし、音声は英語とフランス語のみのため、注意しましょう。
PC版Hell is Usのシステム要件は、以下のとおりです。
最低要件
・OS: Windows 10 64-bit
・プロセッサー: Intel Core i7-7700K or AMD Ryzen 3 3300X
・メモリー: 16 GB RAM
・グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1070, 8GB or AMD Radeon RX 5600 XT, 6GB
・DirectX: Version 12
・ストレージ: 30 GB の空き容量
推奨要件
・OS: Windows 10 64-bit
・プロセッサー: Intel Core i7-11700K or AMD Ryzen 5 7600
・メモリー: 16 GB RAM
・グラフィック: NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti, 11GB or AMD Radeon RX 6750 XT, 12GB
・DirectX: Version 12
・ストレージ: 30 GB の空き容量
はい。ゲームのクリアは可能です。インタラクティブマップはないものの、コンパスが使用できるのでNPCとの会話や回収したアイテムから情報を得て、コンパスで方向を見ながら進めてみましょう。
また、ある程度の道筋は判断できるので、メインルートを完全に見失うケースは少ない点からも、十分クリア可能な範囲といえます。
いいえ。救済システムはありません。しかし、APC入手後ならセーブポイントからAPCにファストトラベルできます。
はい。「易しい」「バランス」「無慈悲」の3つの戦闘難易度を選択できます。
いいえ。純粋なソウルライクゲームではなく、ほどよい難易度のアクションアドベンチャーゲームです。
体験版は、約2時間程度でクリアできるボリュームです。探索を無視すればもっと早くクリアできるでしょう。
はい。デラックス・エディションを購入したプレイヤーは、発売日の3日前からプレイできます。